弊社は木材販売業者で、山林から産み出される丸太の生産販売を生業としてます。
土地の買取はできませんが、立木のみを買取しております。
お客様の山林の状況をよく観察し市況を考えて、間引きの間伐、収穫の主伐、と山林育成のフェーズにより、伐採計画を提案します。
木材販売と林業経営

林業経営は50年、100年と長期にわたる計画と投資により山林不動産を所有し、植えてから収穫することでリターンを得る業種です。
北海道十勝には広大な面積の山林を持ち、林業経営されてる方が多く存在します。
弊社はその方々の期待に応えられるよう、丸太売買を通じて、立木の価値を高められるよう努力してます。
そのような事から仕事の内容が異なり、仕入れ対象物が違うため弊社では土地の買取ができません。
もちろん、弊社におきましても社有林を所有し林業経営もしておりますので、林業の当事者でもあり、山林所有者の立場も理解しております。

丸太販売
弊社は、炭鉱が多かった時代に”坑木”と呼ばれ、炭坑内で使用される、木板、丸太資材を納入してました。
”坑木”は、サイズが特殊で、太さや長さが一般の製材工場で使う丸太と違います。
種類も多種で「曲がり」や「許容範囲」が厳格な仕様もありました。
そのため、多くの山林所有者と情報交換し所有する立木内容を把握し、需要に応じて立木を買い入れ、納入する必要がありました。
その流れもあり、現在は建設用の合板や、梱包パレットなどに用途が変わりましたが、山林所有者の立木を買い入れ、丸太に伐採生産して出荷販売する事業を続けております。
立木伐採とは
立木にも寿命があります。
縄文杉などの何千年という木があることは皆さんよくご存知だと思います。
しかし、1950年頃に国策で植えられた植林木は人工林で、”計画栽培”なのです。
あくまでも使用する目的で植えられました。
植林の木は縄文杉のように1000年育つ樹種を植えません。
植える間隔、地形、苗木種などから、50年程度で立木の成長が止まります。
植林した立木には、植えたからには収穫期があるのです。

植えてても”間引き”してない未間伐山林や、台風や強風で立木が倒れたままの”風倒”被害の山林が放置されてます。
植林では一度人間の手をいれたら収穫までしないと、農業の耕作放棄地のようになり荒地となってしまいます。
それは自然とは言えなくて、風雨に耐力のない災害に弱い山林となってしまいます。
災害が多発する現代において、山林所有者の方々の役割がとても重要です。
国産立木の時代到来?
現代はCO2の問題で森林が注目されてます。
少し違う観点ですが、外国からの輸入木材の輸送には、石油燃料が大量に使われており、莫大なCO2を排出します。
日本国内で、国産材を使うことは”輸送”の点においてCO2削減になるでしょう。
弊社は長年、国内外材を取引してますが、為替や外国情勢などで相場が荒れ、価格の乱高下に翻弄されてきました。
しかし、輸送料金やその燃料のCO2問題がこんなに注目されることはありませんでした。
そんなことからも、今は日本国産山林の木材が注目されているのです。