土地探しをする時には、住みやすいかの環境を検討します。
首都圏と比べると公共交通機関が便利とは言えない地方では、通勤や買い物、レジャーで移動交通の便利さが生活する上で欠かせない検討事項です。
転勤や転職で留萌市に移り住む方や旅行者のために、北海道各主要都市への交通事情を紹介します。
留萌から旭川

留萌から最も近い都市の人口33万人の旭川市にクルマで行くときは、主に3つのルートがあります。
- 深川西ICから道央自動車道旭川鷹栖IC(普通¥1,190)
- 沼田ICから国道275号、道道98号を進み国道12号へ(無料)
- 秩父別ICから国道233号、道道57号を進み国道12号へ(無料)
距離にして約90kmで、どれを選択しても1時間20分~40分とそれほど変わらないので、地元の人は有料の1をあまり選択しないです。
私は、比較的交通量が少ない山林の中を走る2を選んでます。
週末の買い物圏
市内でも生活用品は十分に揃いますが、人口10万人級に出店する大型店舗に行くときは、旭川や滝川に買い物に行く人が多いようです。
バスやJRを利用すると片道約2時間かかり、停車場以外に行くには乗継が不便なことや荷物が増えることから、自動車を運転していく人が圧倒的に多いですね。
1時間に1便ある路線バス

留萌から旭川駅まで沿岸バスという路線バスが一日9便ほど毎日運行してます。
2時間10分ほどで運賃は¥1,680です。
旭川駅前など停車場近くに用事があり時間の制約がない時は、のんびりと路線バスがおすすめです。
失礼ですが、空いてて快適なので私はいつも利用してます。
旭川空港へは
留萌へは国際線もある旭川空港が最寄空港で、路線が多い新千歳空港まではクルマでも3時間以上かかります。
旭川空港へは旭川市街を通り抜けてさらに東へ進むので、留萌からはクルマで2時間と考えておくべきです。
でも、これは夏季のことで路面状況が悪い冬季はさらに時間がかかり、3時間弱とみておいた方が良いでしょう。
冬の低気圧や寒波がきたりすると旭川市内は渋滞することが多く、迂回したとしても所要時間がかかります。
美瑛、富良野、層雲峡
留萌から北海道北部の人気観光地へは、片道2時間台で行くことができます。
- 美瑛町までは旭川を経由し約110kmで2時間強
- 富良野までは芦別を経由し約120kmで2時間10分
- 層雲峡までは旭川経由、道央自動車道で約160kmで2時間30分
日帰りが十分可能な圏内です。
札幌までは
昔は当たり前だったのですが、クルマで札幌に行くのにすべて一般道で行く人は少ないです。
高速道路が整備され、以前よりかなり所要時間が短くなりました。
札幌までは約150kmで2時間30分で行けるので身近になったのは間違いないですが、普通車で¥3,280かかるのが少し悩みどころです。
高速道路料金を考えながら乗り降りするICを考えて、高速道路を利用していると思います。
冬の札幌までの道中は、どこで猛吹雪がおきてもおかしくない路線です。
高速道路通行止めは頻繁ですので、クルマを利用するなら天気予報を入念にチェックしなければなりません。
クルマ以外なら高速バス

札幌までは中央バスという高速バスが1日7便ほど運行していて、料金は¥2,650で予約の必要はありません。
JRだと深川駅で乗り換えでも2時間強で行けますが、時間帯によっては乗り換え時間が長くなる時があったり、特急列車利用で¥5,460になるのでちょっと検討しなければなりません。
231号線

増毛町、石狩市を経由する日本海オロロンラインの国道231号線は、景色がキレイなことで有名です。
2時間40分ほどで到着できますが、あまり地元の人に人気がありません。
交通量が少ないせいか、以前には猛スピードで走るクルマの死亡事故が多く、断崖なので落石事故の懸念もあるからだと思います。
また、小さな峠もあったのでクネクネしたカーブが多かったのもあるのでしょう。
現在はトンネルが整備され、道路が切り替わりカーブが少なくなりました。
天気のいい日は本当に気持ちのいい路線なのですがね。
道東の帯広、釧路へ
帯広までは富良野、狩勝峠を経由して約240kmで4時間10分ほどです。
釧路までは上記の帯広同様のルートに加え、道東自動車道を利用し約350kmで5時間40分かかります。
留萌から道東までは、日帰りできる距離ではありません。
峠で一変する冬
北海道東部に行くには、三国峠や狩勝峠を越えなければなりません。
冬の天候は、峠で日本海側と太平洋側に分断されます。
留萌から出発して吹雪がひどかったのが、峠を越えた瞬間に快晴になることが北海道冬季の常識です。
旅行者にもおすすめ
大雪山国立公園や日高山脈に位置する峠は冬の吹雪に注意が必要ですが、春から秋までは景色がキレイで観光におすすめです。
空気もきれいで沿線に道の駅や物産販売所も点在しますので、ドライブルートとしては最適です。
しかしながら、峠はスピードを出すクルマや路上に停車して写真撮影する観光者もいるので、運転に注意してください。
近年はシカの交通事故も多発してますが、峠では野生動物が高頻度で出没しますので要注意です。
知床、函館などへは…

北海道旅行に慣れた方は少しマイナーな街に行ってみたいと増毛(留萌)も街名が挙がります。
しかし、広い北海道の距離感がつかめていない方も多いので、留萌からはこれくらい離れてます。
- 稚内までは日本海オロロンラインを通り約180kmで3時間20分
- 網走までは旭川を経由し約290kmで4時間20分
- えりもまでは札幌を経由し約360kmで5時間50分
- 根室までは旭川、美幌、弟子屈を経由し約440kmで7時間10分
- 松前までは札幌、苫小牧、八雲を経由し約510kmで7時間40分
こうして北海道西部の留萌からみると北海道はとても広いので、南、北、東、西部など4ブロックほどに分けて北海道観光計画した方が良さそうです…。
一日で移動するなら
道内でクルマ移動を考える時に一日200kmくらいに抑えないと、プロやよほど運転に慣れていない限り疲れが溜まるだけです。
首都圏のように渋滞はほとんど無いものの、夜は夜行性が多い野生動物に気をつけなければなりませんし、走りっぱなしも疲労します。
高速道路網が整備された留萌市
札幌旭川などを結ぶ道央自動車道から分岐して1998年に開設した深川西ICは、留萌へ向かう深川留萌自動車道の入口です。
2020年に留萌ICが開通し、深川西ICまで全線開通となりました。
ドライバーの負担軽減、所要時間の短縮など快適になったことは間違いありません。
一車線の片側通行ですが、深川西ICまでは通行料金がかからないので気軽に利用することができます。
ただし、通行止めはよくある
留萌から深川西ICまでの約50kmの道中にサービスエリアはありませんが、通行量もそれほど多くないので渋滞が少なく快適です。
しかし、一車線ということもあり、野生動物侵入や吹雪、悪天候や除雪で、通行制限や通行止めが頻繁にあります。
首都圏の渋滞ほどではありませんが、ある程度の時間に余裕を持つことが必要です。
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