本社のある留萌市では2002年に宅建協会に加盟して、土地建物の売買住宅の売買媒介をいたしております。
全国の市町村は人口減少に直面していますが、留萌市も例外ではなく転出する方が多くいます。
空き家の売買や相続に関する相談や、廃業や事業譲渡で不要となった社屋、工場の売却の相談も多くあります。
留萌市の不動産について

留萌市では過去に大規模な宅地開発はあまりされていないので、住宅に適した土地面積が少ないといえます。
古くから漁業が盛んで水産業が多かった街のため、海に近い沿岸部に役所や工場などが多い一方、農地は内陸部に存在し、住宅地は留萌川流域に多いのが特徴です。
災害が少ない

1988年(昭和63年)に留萌川氾濫による洪水災害がありましたが、過去の歴史を見ても地震津波や土砂災害が少ない街です。
海岸への河口がある留萌川周辺が留萌港、留萌駅や中心市街地となり、高台となる千望台は海抜180mと高低差があります。
山深い地域と比べると土砂災害も少なく、直下に断層がありません。
基礎杭が30m入るところも
留萌市は地盤の強いところと弱いところがあり、その場所によって地盤の性質が変わります。
一級河川が中心部を流れる留萌市において、古地図に田や沼の表記がある場所は地盤が弱く、支流河川が切り換えられていることもあります。
建築には建物により定められた地盤支持力が必要で、新築をお考えの方は把握しておきましょう。
留萌市は北海道の中で厳寒地域ではありませんが、豪雪の日本海側で積雪荷重も気になり軟弱な地盤では注意が必要です。
港町は狭い道路や旗竿地も多い

古くから住宅地となっている土地では、接道が2m未満の土地も存在します。
建築基準法上の道路(原則道幅4m以上)に、土地が2m以上接道していないと建築できません。
良い場所の土地でも、新築不可能ならその土地の価値がありません。
留萌市内は港町独特の坂道や土地形状が袋地や旗竿地も多く、取引には土地気候に詳しいことと不動産法律知識が必要です。
強風で知られる街

夏は気温が30℃を超えることも多く、海水浴やマリンスポーツで賑わいます。
しかし、冬の吹雪では全国報道される「知られた強風地」で、潮風の強風地では住宅の屋根外壁や設備が痛みやすくなります。
過酷な気象環境に精通した土地選びや、住宅の設計ノウハウ、メンテナンスが重要です。
高湿度、高降雪量

過去に比べると雪が少なくなっているとは言え、留萌市に限らず日本海側の北国は、依然として降雪量が多いです。
住宅建物には耐雪の構造強度が必要です。
地域によっては、除雪排雪についても市や町内の取り決めがあったり、港町に多い道幅2mに満たない道路も多くあり、冬の雪を考えなければ快適に過ごすことができません。
さらに一年中を通して湿度を多く含んだ潮風が吹き付けるため、適切に管理しないと建物建材の耐用年数を短くします。
冬の除雪や排雪をよく考えて建物のメンテナンスを怠らないようにしないと、住宅トラブルのもとになります。
留萌の土地建物取引のポイント

境界や地中埋設物に注意

明治時代から住居があったとされる留萌市で、土地開発が早かった土地では、地中埋設物にも注意が必要です。
調査するにも費用がかかりますが、地域の人の情報である程度判断ができることもあります。
水道管も古いものが多く、道路の切り替えなどで他人の敷地内地下を通っていることもあります。
境界がはっきりしなかったり、境界を示す杭が見つからない地区もあります。
地籍が確定していないと将来の境界トラブルになることが確実でリスクがあります。
空き家問題
全国の地方で深刻な問題となっている空き家は、留萌市でも増加傾向です。
すでに10年以上空き家という物件も少なくありません。
豪雪強風地では空き家が傷みやすく、年々劣化のスピードが上がり、倒壊の危険性があっという間に高くなります。
留萌市で空き家として5年以上経過してしまうと、水道電気設備や建材の劣化が激しく、リフォーム工事代金が跳ね上がり、ますます再居住の可能性を低くします。
にぎわいの移動

近年の留萌市では、高速道路ICの開通などで街の”にぎわい”の場所が移動しています。
道路の新設切り替えや道の駅の開設、鉄道の廃線や市立病院の移転、ショッピングセンターの新設も街の移動に大きく影響します。
結果的に「昔は人気だったが今は見向きもされない…」という土地が発生し、そのような土地は売買取引件数も少なくて売りにくい土地となります。
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北都物産不動産事業部 http://hokuto-fudousan.com/