足寄はばんえい競馬の生産地

北海道帯広市の”ばんえい十勝”立木買取
北海道帯広市の”ばんえい十勝”

北海道南東部の帯広市を中心とした十勝地方。

当社の北都物産足寄事業所は、十勝北部に位置してます。

広大な土地に広がる大自然や清流を活かし、農業や酪農が盛んで、野菜やチーズなどさまざまな特産品があります。

十勝川花火大会など全国区のイベントも行われ、北海道のなかでも人気の地域です。

魅力ある十勝が開拓された歴史には、尽力した人だけでなく馬の存在が大きく、十勝開拓の歴史は馬の歴史と言い換えられるかもしれません。

中でも足寄町は馬の生産地として知られてます。

十勝ってどんな地域?

十勝は北海道帯広市をはじめとした、1市16町2村で構成されています。

管内を流れる十勝川やそびえ立つ日高山脈など、北海道らしい大自然が印象的です。

十勝という名前は、十勝川をさすアイヌ語「トカプチ」が由来とされていて、それが十勝の象徴であることがわかりますね。

日本で一番大きい都道府県である北海道のなかでも、十勝が一番広いのも特徴です。

広大な土地を活かして農業や酪農に力を入れているので、日本の食料基地としての役目を担っています。

馬で見る十勝開拓の歴史

開拓使によって拓かれた北海道ですが、その大部分を占める十勝はどのように開拓され、現在に至るのでしょうか?

開拓使の尽力はもちろんですが、馬の存在が大きく関わっています。馬とともに歩んだ十勝開拓の歴史を振り返っていきます。

開拓初期に活躍した「どさんこ」

1871年から本格的に始まった北海道の開拓において、十勝開拓では「どさんこ」が活躍しました。

北海道生まれの人などを指す言葉というイメージが強いですが、開拓を支えた北海道和種と呼ばれる馬を「どさんこ」と言います。

どさんこは、疲れにくく長時間動ける機動力や上下動が少ない安定感を活かして、荷物の運搬で重宝されました。

本格的な農耕が始まると活躍の場は減りましたが、乗馬などレジャーに活躍の場を移していきます。

「ばんえい力」って農具を引く力の事

開拓が進み農耕が本格的になり、農具を引っ張る農耕馬が必要になりました。

そこで、より力強い海外産の大型馬を交配して、「ばん馬」と呼ばれる農耕馬が生まれます。

農具を引っ張る農耕馬
農具を引っ張る農耕馬

「農トロ」とも称され、パワーで農具を引き、十勝の開拓・農耕の発展を支えました。

ちなみに、農具を引く力を”ばんえい力”と言い、後のばんえい競馬の由来にもなっています。

明治後期には軍馬としても活躍

明治後期には、開拓の場を飛び出して、軍馬としても徴用されました。

通常の馬だと見劣りするという理由で、大型で屈強なばん馬を使ったと言われています。

第二次世界大戦で多くのばん馬が使われたので、一時的に頭数が減ってしまったものの、戦後から徐々に数を増やしていきました。

終戦後ばん馬の競い合いから「ばんえい競馬」が発祥

戦後は軍馬ではなく、再び農耕馬が主力となって十勝の復興を実現しました。

昭和のピーク時には約6万5千頭の馬がいて、農家の1世帯あたり2~3頭が飼育されていたようで、十勝の農業の基礎をつくったとも言えるでしょう。

また、終戦後には、農民たちが自慢のばん馬を競わせた「草ばん馬」が行われました。

昭和38年のばんえい競馬
昭和38年のばんえい競馬

当時は、お祭りのような催しでしたが、現在の十勝名物「ばんえい競馬」へとつながっていきました。

開拓初期を支えた「どさんこ」、農耕馬として開拓中期・戦後の農業発展を進めた「ばん馬」といったたくさんの馬たちが十勝の歴史をつくったと言っても過言ではありません。

「どさんこ」と「ばん馬」を詳しく知ろう

十勝の歴史を支えた「どさんこ」と「ばん馬」をさらに詳しく知っていきましょう。それぞれのルーツや特徴を知れば、さらに十勝の歴史を感じられるはずです。

「どさんこ」のルーツ・特徴

どさんこは北海道和種と呼ばれることもあり、ルーツは北海道と思われがちです。実際のルーツは本州にあり、東北産の南部馬が北海道に適応していき、どさんこのルーツになったと言われています。

どさんこの見た目は、ポニーほどのサイズで可愛らしいものの、サラブレッドほどの重さがあり、可愛らしさとパワフルさを兼ね備えた馬です。頭がよく温厚な馬が多く、人なつっこいこともあり、開拓初期は荷物の運搬だけでなく、暮らしでも人と寄り添い、人馬一体の生活をしていました。

「ばん馬」のルーツ・特徴

ばん馬のルーツは、ペルシュロン種・ブルトン種・ベルジャン種といった海外の大型馬にあります。

複数の種を交配してばん馬が生みだされました。

ばん馬のなかでも、ばんえい競馬のために生み出される馬は、日本ばん系種と呼ばれています。

ばん馬の見た目は、競馬や乗馬でイメージする馬とは違い、大型でたくましいのが特徴です。

どさんこの倍以上の体重や一回り大きい体高で、重い農具も難なく引っ張り、十勝の農耕を支えました。

世界で唯一十勝にしかない「ばんえい競馬」とは?

戦後の草ばん馬が始まりになったばんえい競馬は、ばん馬が鉄ソリを引いてゴールを目指すレースです。

かつては秋田県でも行われていましたが、現在は北海道のみになり、北海道でも十勝だけで行われる世界唯一のレースになりました。

一般的な競馬のようなスピード感はありませんが、ずっしりとたくましいばん馬がグイグイ鉄そりを引く姿は圧巻です。

ばんえい競馬は帯広競馬場で行われているので、ぜひ歴史に思いを馳せながらばん馬の迫力満点の走りを観戦してみましょう。

入場料¥100で約一年フリーパス、お得。
競走時間はデイ、ナイター、薄暮などあるのでご注意を!

「ばんえい牧場十勝」でばん馬と触れ合ってみよう

ばんえい牧場十勝は、ばん馬を育てる牧場で、観光牧場として営業しています。

大人のばん馬の迫力やまだ小さい仔馬の可愛らしさを間近で見られるので、ばんえい競馬と合わせて訪れたいスポットです。

敷地内には、ログハウスレストランがあり、豚丼など十勝グルメを食べられるので、ばん馬の生活を眺めながら過ごしてみましょう。

施設名:ばんえい牧場十勝
住所:帯広市泉町西9線10-3

(C) baneibokujo.jp

「馬の資料館」で十勝と馬の歴史を感じる

帯広競馬場があるとかちむらには、「馬の資料館」があります。

ばん馬の歴史に迫力ある模型や資料で触れることができます。

入場料は無料ですので、ばんえい競馬を観戦した後気軽に立ち寄ってみましょう。

施設名:とかちむら役場内 馬の資料館
住所:帯広市西13条南9丁目
入場料:無料
営業時間:10時~16時
休館日:12月5日~3月6日までの水曜日

馬の資料館

まとめ

十勝開拓の歴史は、「どさんこ」や「ばん馬」といった馬とともに歩んだ歴史でもあります。

開拓を進めるための荷物の運搬や農耕を支え、開拓期から終戦後まで活躍しました。

また、終戦後に行われた草ばん馬が現在のばんえい競馬にもつながっています。

当社は木材業ですが、馬産地の足寄町を拠点とし、山林所有者は牧場経営されている方も多いです。

牧場というと酪農をイメージしますが、競走馬を生産しているのも珍しいですね。

サラブレッドの門別や浦河は有名ですが、「ばん馬」生産地の足寄町も知ってほしいです。

馬の資料館やばんえい競馬場、ばんえい牧場十勝など十勝と馬の歴史を感じられるスポットが多くあるので、ぜひ自分の目で歴史の跡を見てみてくださいね。

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