弊社の足寄事業所は1961年(昭和36年)に開設いたしました。
立木を伐採して素材丸太に加工する素材生産業者です。(合法木材供給事業者認定道木連第051号)
足寄、本別、陸別の立木から丸太に
足寄町一円や浦幌、士幌、上士幌の十勝地方の立木から丸太(素材)を生産してます。
カラマツ、トドマツ等の針葉樹や広葉樹を問わずに生産してます。
買取価格の算出方法
立木の価値は、搬出道路の状況、地形等の伐採条件、境界の明確性や相場などが影響します。
林道が無かったり保安林や鳥獣保護など伐採に制限がある山林もあります。
面積や樹種だけでは価値(価格)が判断できません。
立木の種類、高さや密度、腐朽や曲がりなど、その時の市況で価格が変わります。
良質な立木があっても搬出道路が無くて、買取価格がマイナスになることもあり得ます。
なぜ、林道が必要?
林道や作業道路を新設すると、多額のコストがかかり収益を圧迫します。
林道は経年で傷んでくるので維持管理も大切です。
10年計画をたてて林内道路を適切に管理計画し、こまめに整備する方が中長期でコストダウンにつながります。
技術が必要な林道整備
林業界隈では「道をつけることができれば一人前」といわれます。
安全で長期間使える林道をつくることは経験と技術が必要です。
地形や土質、沢谷や風雪を考えて作らなければなりません。
一年も経たずに林道が壊れて使えなくなることもあります。
共有林道を損壊したり山林隣地境界を越えたりする不法行為は賠償責任が発生します。
近隣の生活者や公共道路への配慮も必要です。
農地牧草採取地、シカ防止柵や電線にも作業前に許可や届け出の確認が必須です。
植えてもお金になるの?
針葉樹は成長が早く面積も出材量も大きい北海道十勝地方は、全国で素材生産トップクラスです。
温暖化防止のCO2削減ため、伐採後の植林計画が必要です。
植えておけば30年後には換金可能です。
災害リスクがありますが、どんな投資にもリスクは存在します。
林業経営は「伐採して植える」30年~50年サイクルの栽培投資です。
環境資源の森林は税制優遇?
山林所得は山林の立木や丸太を売った時の所得です。
植林費や管理費等は必要経費になります。
”5分5乗方式”という計算方式で、所得税が軽減優遇されてます。
ただし、山林取得してから5年以内や50ha以上所有している方は、事業所得か雑所得になります。
山林所得は、住民税(約10%)や消費税(10%)がかかります。
山ごと譲渡するときの土地の部分は譲渡所得になります。
素材丸太の使用用途
日本国内の木工場や製材工場は減少傾向で、森林資源はあるが加工場がない地方が数多くあります。
しかし、北海道には年間数万m3の丸太を使う製材工場があります。
針葉樹全般は合板原料として使われ、カラマツはパレットや梱包材に、それ以外のマツ類は住宅建築材等に使われます。
広葉樹は家具、ウイスキー樽やフローリングなど、様々な使用用途があります。
曲がった木など製材向きでない木は、バイオマス燃料用や製紙原料用として取引されます。
北都物産 足寄事業所
TEL 01562-5-2640(8:30~17:00 土日祝日を除く)
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